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コジマ、上期業績48%上方修正、通期も増額

2025-04-07

著者: 芽依

コジマは、第12四半期(中間期)において、主にモバイル通信(スマートフォン)の販売が好調に推移したことに加え、エアコンなどの季節家電が気温低下の影響により好調に推移したことで、前回予想を上回る見通しとなりました。

利益面においては、比較的薄利な携帯電話(スマートフォン)の販売構成比が上昇したことから、販売総利益率が想定を下回るものの、販売員の接客品質向上や業務効率の改善に取り組むことで、利益増を目指すとしています。最近では、販売時の接客力を強化するために、高付加価値商品の販売強化に努めています。

また、継続的なコストロールを実施し、実行に移したことで、業務利益、経常利益、中間純利益、いずれも前回予想を上回る見通しとなりました。

通期業績上方修正については、第12四半期(中間期)の上振れに加え、下期より実施する新規70周年記念セールなどによる販売増加の影響を見込んで、前回予想を上回る見通しとなりました。利益面についても、第12四半期(中間期)の動向を踏まえふたつの見込みを重ねることで、下期の販売総利益率は初回予想から10.12ポイント下回る見込みとなっています。

その一方で、下期の販売費及び一般管理費については、継続して販売費のコントロールや水道光熱費の削減に努めることで、販売管理費全体では初回予想並みとなる見込みです。

以上のことから、通期の業務利益、経常利益、当期純利益に関しては、第12四半期(中間期)の上振れによるいずれも前回予想を上回る見通しとなりました。

現在、同社は業績の安定を図るため、柔軟な事業展開に力を入れており、今後も改善余地が期待されます。コジマは市場の変化に適応し、より顧客満足度を高めるための施策を続けていく予定です。