「コンディションが不安な中で準優勝でできたのは、自分の中で自信になった」(松山)「五輪を経験して、自分の中の変化を前向きに受け入れたことが視野が広がった」(志田)
2024-12-16
著者: 雪
12月16日夜、BWFワールドツアーファイナルズ(中国・杭州)に出場した日本選手が帰国した。12月8日から15日まで開催されたワールドツアーファイナルの最終戦、ワールドツアーファイナルズは、ワールドツアーの年間ランキング上位8名/ペアに出場権が与えられ、年間王者を決める大会に位置付けられる。日本からはシングルス男子3選手、女子ダブルス2組、混合ダブルス1組が出場した。女子ダブルスの志田千陽/松山奈未が準優勝し、女子ダブルスの大堀彩がベスト8入りした。
ここでは、準優勝を果たした志田千陽/松山奈未の帰国後のコメントを紹介する。志田千陽(右)&松山奈未
−−準優勝という結果について、正直どう受け止めていますか?
志田:自分たちのターンで試合運びができたので、準優勝は素直に嬉しいです。次につなげられる要素があったと思います。
松山:私たちもまだまだ成長段階にいるので、来年の大事な大会に向けて、いい経験になりました。素晴らしいペアと戦い、本当に勉強になったなと感じています。
−−五輪を経験して、何か新たに気づいたことはありましたか?
志田:五輪を通じて世界のレベルを実感しましたし、自分ができることをやろうと前向きに受け入れたことが視野を広げたと思います。これからは自分のプレースタイルをもっと磨いていきたいです。
松山:成長していく過程で、自分たちの可能性を信じることが重要だと思っています。チームメイトと意見を交換していけたのも、すごく楽しかったです。
−−今回の試合に向けての準備や意気込みについて教えてください。
志田:これまでの練習で磨いてきたことを試合で生かすことを念頭において臨みました。その中で自分たちのスタイルを貫くことができたと思います。
松山:シーズン最後の試合だったので、まずは楽しんで、次につなげる試合を心がけましたし、それができたことに満足しています。
−−これからの大会に向けての目標を教えてください。
志田:来年はもっと高い舞台で勝負できるように、準備をしっかり整えます。冬のトレーニングで、更に成長を果たしていきたいと思っています。
松山:私たちもシーズンを通じて得た経験を活かしつつ、次までの期間でしっかり準備して臨みたいです。重要な大会が控えていますので、楽しみにしつつ頑張ります。
松山は今年1回も優勝がなかったため、このファイナルズでの準優勝が大きな自信になったと言っていました。新たな挑戦を迎える2024年、二人のデュオは今後どんな成長を見せてくれるのか、注目です。