キヤノン、全長固定・エクステンダー対応の大口径ズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」
2024-10-30
著者: 陽斗
キヤノンは、RFマウントのズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」を11月に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は49万5,000円。
このレンズは静止画/動画のハイブリッドを意識したズームレンズで、同じく「Z」付のRF24-105mm F2.8 L IS USM Z(2023年12月発表)と共に、外形寸法や外装デザインを共通化し、操作性を統一した。特に動画撮影において、この2本のレンズで運用できるよう考慮されている。
RFマウントのレンズには、同様の焦点距離・F値の「RF70-200mm F2.8 L IS USM」が存在する。このレンズとの主な違いとして、新モデルは外付けエクステンダー「EXTENDER RF1.4x」および「EXTENDER RF2x」に対応した点が挙げられる。また、ズーミングによる全長変化がないインナーズーム式である。
ズーミングの回転角は70°に抑えられ、持ち運び時の小型軽量性を重視している。加えて、より小型で軽量なレンズでの実用が利点がある。
カラーバリエーションには「ホワイト」と「ブラック」の2色が用意されている。ホワイトは満天の空の下でも熱を吸収しにくい特性を持ち、ブラックについては、例えれば動画撮影の機材を組み上げた時に目立ち過ぎないという利点がある。
AFには2つのナノUSMによる電気式フォーカスを採用。ジェダイルピクセルCMOS AFとの組み合わせにより、高速・高精度なAFを実現している。フォーカスリングによる画角の変更(フォーカスリーチング)も効果的に制御された。
手ブレ補正機構を搭載。レンズ単体で5.5段(中央)、最大で7.5段(中央)/7.0段(周辺)の補正効果を有している。3種類の手ブレ補正モードも備えている。
操作系にはコントロールリング、フォーカスリング、アイリスリング、手ブレ補正モード選択スイッチ、フォーカスモードスイッチ、撮影距離範囲切替、レンズファンクションボタンを搭載。
フィルターには防塵・防滴構造を採用。工業不要で着脱できる三脚座を備えている。
また、RF70-200mm F2.8 L IS USM Zは、スポーツや野生動物の撮影に特におすすめです。高速なオートフォーカスと高い手ブレ補正効果により、動きの激しい被写体でも鮮明な画像を捉えることができます。さらに、このレンズはプロフェッショナルフォトグラファーのニーズに応えるように設計されており、厳しい環境でも耐えうる堅牢なデザインが魅力です。
この新しいレンズは、今後のキヤノンのレンズラインアップに重要な位置を占めると期待されており、特に動画制作における需要が高まる中で、多くのクリエイターに支持されることでしょう。