キヤノンは、RFマウントのズームレンズ「RF70-200mm F2.8 L IS USM Z」を11月に発売する予定です。その価格はオープンで、店頭予想価格は49万5,000円となっています。

このレンズは、静止画と動画の両方に対応しており、特に動画撮影に対する扱いやすさを念頭に置いて設計されています。同じく、パフォーマンスに対して印象的な「Z」の名を冠したRF24-105mm F2.8 L IS USM Z（2023年12月発売予定）と共に、外装デザインを統一しているのが特徴です。

RFマウントのラインアップには、同じ焦点距離の「RF70-200mm F2.8 L IS USM」との主な違いがあります。新しいモデルは、エクステンダー「EXTENDER RF1.4x」および「EXTENDER RF2x」に対応しており、撮影の幅が広がります。これにより、特にスポーツや野生動物の撮影に向いたレンズとなっています。

さらに、レンズの回転角度は70°に高度にコンパクトにまとめられており、持ち運びやすく、使いやすい設計とされています。

カラーバリエーションは「ホワイト」と「ブラック」の2色が用意されています。ホワイトモデルは、真夏の炎天下でも熱を逃がしやすく、ブラックモデルは、シンプルでスタイリッシュなルックスが特徴です。

オートフォーカスには、2つのナノUSMによる電動式フォーカシングを搭載。デュアルピクセルCMOS AFとの組み合わせにより、高速で高精度な自動焦点合わせを実現しており、弱光下でも優れたパフォーマンスを発揮します。

手ブレ補正機能は、レンズ単体で最大5.5段、対応ボディとの協調制御で最大7.5段の補正効果を持っています。これにより、手持ち撮影時にもきれいな画像を得ることができ、特に移動時の小さな振動を抑えるのに効果的です。

操作方法には、コントロールリングやフォーカスリング、手ブレ補正モード選択などがあり、多様な撮影シーンに応じた操作が可能です。

レンズフードは、公式には「ET-87」と言われるモデルが用意されており、ほこりや水滴からレンズを守るために設計されています。その高い防塵防滴性能により、さまざまな環境でも安心して使用できます。