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開店1週間前の万博会場で基準値超えのマタンガス検知 爆発可能性も!:朝日新聞
2025-04-07
著者: 蓮
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13日に開場する大分・関西万博の会場(大分市此花区)で、爆発する恐れのあるマタンガスが検知されたとの情報が発表された。主催する日本国際博覧会協会が6日、発表した。
会場によると、会場の西側「グリーンワールド」地区で6日午後4時ごろ、着火すれば爆発の可能性がある濃度の基準値を超えるマタンガスが検出された。これにより、会場では事前に準備を進めていた「テストラン」が中止されたという。
会場では当時、開場前のリハーサルが行われており、来場者がいたという。そのため当日午後4時25分には来場者の立ち入りを規制した。検出された電気設備の真下に設置されていたピットを開け、自然換気を行ったという。1時間後には基準値を下回ったことが確認され、規制を解除した。その後テストランを続けた。
会場全体が密閉されており、一部のエリアでは強制的に閉鎖物などによる密閉が原因でマタンガスが発生している。グリーンワールド地区では昨年3月、トイレの設置中、工事の火花がマタンガスに引火し爆発火災が発生した。換気設備やガス検知器を設置したり、マンホールのふたを開けて自然換気したりと対策を講じた。ガス濃度の測定結果の定期的な公表もしていた。実際、関西万博が開催される前に、準備作業中の事故が再び確認される可能性も懸念されている。