JR九州は12月10日に、西九州新幹線と特急の一部区間で、スマートフォンに表示されたQRコードを利用して乗車できるサービスを開始すると発表しました。このQRコードは、専用のサイトから事前予約を行うことで発行され、12月16日からの運行開始にあたり利用可能になります。

西九州新幹線の全線と、博多駅を発着する特急の主な運行区間には、19駅が含まれ、それぞれの駅でQRコードを使用した乗降が可能になります。特急が停車しない駅でも、乗り換えを含めた運行情報があらかじめ配信されるため、利用者は便利に移動ができるようになります。特に、混雑が予想される時間帯や旅行シーズンには、多くの人々が利用することが見込まれています。

乗車には事前の予約が必要で、自動改札機や窓口でQRコードを提示することで入場可能です。また、博多駅では行列を避けるため、QRコードによる乗車がスムーズに行えるよう、専用の運用体制が整えられる予定です。

JR九州は、2022年度中にも新しいサービスポイントとしてこのQRコードシステムの導入を強化したい考えで、利便性を向上させるための取り組みが進められています。観光客やビジネス出張者にとって、利便性の向上がこれからの旅の質を変えると期待されています。新型コロナウイルスの影響を受けている今、タッチレスでの移動手段を提供することが、さらなる顧客の獲得につながることでしょう。