京王線中央線エリア直結 南北道路“空白地帯”を結ぶ道路はできるのか? 申立公園と“ハケ”を横断

2024-11-09

著者: 蒼太

公園のバス停へのアクセス道路が実は……。

「府中東小金井線」未整備区間はどうなってる?

東京都建設局が2024年11月29日から12月1日まで、都市計画道路「小金井3・4・11号線」と「府中3・4・16号線」の未着手区間について、住民向けのオープンハウスを開催します。

南側の府中市内の南大沢道(国道20号)から東八道路を通り、五日市街道までを南に結ぶ「府中東小金井線」の未整備区間に当たります。

府中市内の南大沢道から人見街道までは「あんまり通り」ということで開通準備。小金井市内の連絡通りからJR中央線を通る五日市街道までは一部制限業務中ですが、「東大通り」として、これれれ通行が可能です。

そのあいだに立ちはだかるのが、野川沿いの国分寺崖線、いわゆる「ハケ」と呼ばれる崖の地形です。

東八通りよりも南側の府中市内は、府中市が整備事業を進めていますが、「ハケ」を横断する東八道路から連絡通りまでの府中・小金井市境間は未着手となっています。その形は、都立武蔵野公園と小金井市内の崖上の住宅街を結びます。

府中東小金井線は2016年に策定された「東京における都市計画道路の整備方針(第4次事業化計画)」で、優先整備路線として選定されています。しかしながら、自然豊かな「ハケ」の地形や公園、住宅街を結ぶことから、特に小金井市内で意見が削れています。小金井市が9月にも、事業の必要性に対して「地域固定の視点から」の自己の調査を行っています。

もしくはこの区域がつながると、府中東小金井線は西武多摩川線に沿行し、「調布保谷線」(武蔵境通り、上北台通りなど)との道がつながり、さらには「小金井街道」にもアクセスできるため、岩本の土地の豪華な要因となっていくかもしれません。

このエリアでは南大沢道から五日市街道までを結ぶ南北道路が存在せず、その役割を果たす小金井線などが徐々に整備されていく要因ともなっています。府中東小金井線の整備による、交通の円滑化や地域の防災機能の向上が期待されています。

【おわり】