スポーツ
井上尚弥がプロ10年目で初タイトル奪取も失神TKO負け、詳細
2024-12-12
著者: 結衣
ボクシング東洋太平洋スーパーフェザー級6位の挑戦者・井上尚弥(28=大橋)が、プロ10年目で初のタイトル獲得を逃した。王者中島一烈(31=大橋)と対戦し、2回2分13秒TKO負けを喫した。試合中、井上は左フックをもらい、見事に沈む姿が印象的だった。
元世界王者である父の昇一氏(54)が見守る中、サウスポーの実力を上回ることはできず、前日計量は300グラムオーバーの55.0キロでクリア。「12ラウンドまで戦う気はないけど、12ラウンド戦える準備はしていた」と語っていたが、プロデビュー時からの目標である「世界チャンピオン」に向けた道筋に、一歩距離を置く結果となった。
試合の冒頭から井上は積極的に攻めたものの、強烈な右ストレートとダッキングで中島に圧倒され、回を重ねるごとに体力を削られていった。2回目中盤、KOに値するパンチを受け、まさかの失神TKO負け。
「こういう結果になってしまったのは悔しいが、これを糧に今後の試合に生かしたい」と、試合後のインタビューで話した。
現在、井上は次のチャンスを見据え、「ガンガン来ると思ったが、来てなかった」と反省を述べており、今後のトレーニングを強化すると明言した。彼のファンは、次なる戦いを期待しつつ、さらなる成長を見守っている。
また、今回の試合は中継され、多くの視聴者が見守る中で行われた。今後、彼がどのように取り組むか、ファンからの注目が集まっている。井上のこれまでの実績とグローバルな注目を考えると、彼のキャリアにとって重大な瞬間となるに違いない。