中南米の黄熱病、再び猛威をふるう！

14日、世界保健機関（WHO）の米州地域事務所が発表したところによれば、今年、中南米で黄熱病や麻しんに対するワクチン接種を進めるための近隣諸国との協力が求められています。

再流行の深刻な警告

当局者は「現在、世界で最も感染力の強い病気が増加しています。各国が推奨するのは風疹やおたふく風邪を防ぐためのワクチンであり、接種率が高い国々から来た患者の感染が広がっています」と警告しています。

重大な感染状況が続く

専門家によると、接種が行われていない生後6カ月未満の乳児などを守るためには、人口の95%が接種を受ける必要があると言われています。

麻しんの発生が確認され続ける

WHOは中南米では黄熱病と麻しんの発生を確認しています。昨年の患者数は10,313人に達し、前年度の1125人から大幅に増加しています。

黄熱病の流行とその影響

今年、米州では1,810人が感染し、74人が死亡しています。黄熱病にかかる患者が増えていることに加え、今後も流行が続く可能性があるため、WHOは警戒を呼びかけています。

一歩進んだ対策を求める声

バルボサ氏は「WHOはワクチン接種を進めると同時に、ワクチン使用を拡大し、感染症対策に向かっている」と述べ、引き続き強化する意向を示しました。