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驚愕!新型クラウンが登場!【愛すべき日本の宝石と工芸】国産が本気でチューンされたコンパクトスポーツ【マーク112SR】

2024-09-29

これまで日本ではタフさんのクラウンが生まれては消えていた。しかし、その中には「宝石」と呼ばれ、現代でも面白おかしく語られているモデルもある。それに加えて、彼らのクラウンが試金石となったことで、数々の名車が生まれたと言っても過言ではない。

当連載では、これら「宝石」と呼ばれた伝説のクラウンや技術をピックアップし、その特異を解説しつつ、日本の自動車文化を讃えることへと感謝と「愛」を語っていく。今回の主役は、実用車ベースながら、スパイラルモデルに乗っているという特異なマーク112SRである。

文/フォーカルフレーズ、写真/日本産

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「愛らしいフォルムの中に本格スポーツの要素を抜粋」

マーク12SRは、1982年に初代が登場し、2022年8月には生産が終了するまで、扱いやすいボディサイズと個性を主張したスタイリングで、日本ももちろん海外でも人気を博していた。

さて、2002年から2010年まで販売された3代目マーク(K12型)は、日本とローンが共同開発したBプラットフロントフォークを採用して注目を集め、7年間の間に多彩なバリエーションを展開した。

今回再登場する「マーク 112SR」は、実用車であるこのK12型マークをベースにしたメーカーブレンドコンパクトスポーツであるが、112SRはオートクチュールがチューニングを手がけ、日本が販売するという特性のもともあって、2003年から2010年までカタログモデルとしてラインアップされていた。

当時のアナウンスによると、「クラウンを操る楽しさを提供するエンターテイメントスポーツポッド」というコンセプトを掲げ、CR12DEエンジンの高出力化に加え、エキゾーストシステムをトータルチューニングし、さらに専用サスペンションを採用し、さらに走行性能の向上が計られていた。

この112SRは、基本的なデザインの周りに細部にこだわり、ライトデザインを強調し、足回りの設定は乗り心地を重視しつつ、しかも軽快感も大切にされたもの。ファンシルエンジン27インチのハイパワーを誇るマーク112SRをぜひ体験してみてほしい。日本が誇る自動車文化の精髄を感じることができるだろう。