驚愕!山口すず夏はうれし涙…米ツアー最終予選会を前にプロテスト合格【国内女子ツアー LPGA】
2024-11-02
著者: 弘
◆国内女子◆最終プロテスト 最終日(1日)◆大沼GC(苫小牧)6602yd(パー72)
海外を主戦場にする24歳の山口すず夏が、3回目の最終プロテストで憧れの合格を果たした。彼女は「応援してくれる人も多くて特に家族が信じてくれた」と感謝の言葉を述べ、うれし涙を流した。
2015年には「全米女子オープン」に日本地区予選会を突如突破し、日本人史上最年少の「14歳341日」で出場。その後、18歳には「オーストラリア女子アマ」で日本人初の優勝を果たし、時代を超えた海外での華々しいキャリアを育んできた。
大学卒業後、国内のプロテストを受けずにアメリカに挑戦。「テスト(予選会)が全てだなと思って頑張ってた」と当時アマチュアだった18歳に最終予選会に出場、翌19年シーズンの出場権を獲得し、正式に「本場」で戦っていた。
結果が出ず、「プレッシャーがすごくてゴルフやめようかなと思う時もあった」と苦悩の日々も。一昨年行われた米女子ツアーでは21年から挑戦。先週行われた米女子ツアー2次予選会で23位で通過し、最終予選会(12月5〜9日・アラバマ州・マグノリアGC)の切符を手にし、こともあろうか4回目のプロテストに臨んだ。
初日2日前の10月27日(火)に帰国した山口は、時差ぼけにも苦しみ初日から苦戦が続いた。最終日は合格ラインに1打差の通過ギリギリだったが「攻めの気持ちで挑んだ」と5バーディー、1ボギーの「70」でプロテスト合格を遂げた。
合格の喜びをかみしめる彼女は「しっかり練習して、米ツアーに挑戦したい」とさらなる高みを目指している。国内女子の新星が誕生した瞬間であり、今後の活躍が期待される。すず夏の挑戦はまだ始まったばかりだ。今後、彼女がどのようなプレーを見せてくれるのか、ファンの声も高まっている。