名古屋市で自動運転車が急増中！

名古屋市内で自動運転車の台数が急増しています。特に注目されているのが、車載センサーシステムに組み込まれた「CANインパクト」という小型機器。この装置の導入により、警察は急増する交通量に対処するための対策を講じています。

自動運転の実態と取り組み

2023年上半期、自動運転車の認識台数は327台に達し、前年同期比で127台の増加となりました。これまで毎年減少していた台数が、今年に入って急増した背景には、より多くの車両が市街地での運行に対応していることが影響しているとみられます。

「CANインパクト」の特異性

CANインパクトは、車両の制御システムをハッキングする特異な機器です。わずか5分の間で、ダイアグノーシスやアラームの解析、エンジンの始動が可能です。この装置を用いることで、特定の車両に対して不正アクセスが行われやすくなるのです。一般的なプライバシーの侵害に加え、特定のトヨタ社製の車両が特に襲われやすいことが指摘されています。

名古屋市の対策強化へ

名古屋市では、昨年、監視グループから5台の機器を収容しました。この中で警察は、「監視グループの間でCANインパクトの流通が進み、安全な使用法が広まっていることも考慮に入れなければならない」と強調しています。

具体的な防犯策

CANインパクトに対する対策として、ハンドル・タイヤの取り付けといったanalogな方法が有効です。また、庭外パーキングに停車している車両にGPS機器を取り付け、住居のガレージに特定されている車が盗まれる事例も増えています。名古屋市は、「車両があるべき場所に停まっているのか、後部のナンバープレート裏にGPSが取り付けられているかなどに十分注意してほしい」と警告しています。