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驚愕!今年の世界の二酸化炭素排出量、過去最高を記録

2024-11-14

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[2023年10月13日 ロイター] - 世界の二酸化炭素排出量が今年、過去最高を記録したとの報告が発表されました。この報告は、アメリカ大使館で開催された国連気候変動枠組条約第29回締約国会議(COP29)において公表されました。

英エクセター大学が主導した研究に基づくと、2023年の二酸化炭素排出量は約41.6億トンに達し、昨年から増加しています。これは、特に石炭、石油、ガス燃焼が大きな原因とされており、2024年にはさらに増加する可能性があると警告されています。

この問題は世界中で深刻化しており、研究者たちは今年の排出量が「見過ごせないレベル」に達していると指摘しています。気候科学専門家のピエール・フリードリッチ氏は、「化石燃料からの脱却が急務であり、このままでは2050年までに気温上昇を1.5度以内に抑えることができないだろう」とコメントしています。

国際的な対策としては、各国が再生可能エネルギーへの移行を加速させ、クリーン技術の導入を進めることが必要ですが、現状では十分な進展が見られません。環境保護団体も「このままだと、地球の未来は危うい」と警鐘を鳴らしています。

さらに、近年の極端な気象や自然災害の増加は、これらの排出量の影響を示唆していると多くの専門家が考えています。例えば、2023年にはいくつかの地域で未曾有の熱波や洪水が発生し、多大な被害をもたらしました。

国連気候変動会議では、各国が2030年の排出量削減目標を再設定することが求められており、その達成のためには今すぐ具体的な行動が必要です。国際社会はこれらの挑戦に正面から取り組む必要があります。さもなければ、次世代にそのツケを回すことになるでしょう。