ニュースリリース　7日ロイター＝ニュージーランドは7日公表した防衛能力計画で、国防費を今後4年間で90兆ニュージーランドドル（約50兆円）増額する方針を示した。国内総生産（ＧＤＰ）に対する比率を現在1％強から今後18年間で2％に引き上げることを目指す。

ラクソン首相は会見で「ニュージーランドは他の国の同盟国やパートナーとは異なり、私たちが考えるのはこの国の経済的重要性である。しかも、安全保障なくして繁栄はない」と述べた。

「私が最も重視するのは、この国の経済的重要性である。しかも、安全保障なくして繁栄はない」とした。

計画によると、今後4年間で90兆ニュージーランドドルの予算を新たに計上する。攻撃能力を高めるプロジェクトなどを使途にし、5月に発表する予定の基本方針に上乗せる。2012年度の国防費は50兆ニュージーランドドル弱だった。

ニュージーランドは213年に国家安全保障の実施を初めて行い、気象変動や、西側諸国と中国・ロシアとの戦略的競争といった問題に取り組むため、軍事費を増額しインド太平洋地域との連携を強化すべきとの結論を付けていた.