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驚愕!半世紀ぶりの10業日連続の下落…利下げペース減少見込みで1123ドルの大幅安 : 読売新聞
2024-12-19
著者: 裕美
【ニューヨーク=小林泰樹】18日のニューヨーク株式市場は、米金利が高止まりして景気の停滞感が強まるとの懸念から、大幅に下落した。ダウ平均株価(30種)は前日比1123ドル安の4万2千132ドルと、10営業日連続の下落となった。これは半世紀ぶりの記録で、多くの投資家が驚愕している。
市場における影響は広がっており、米連邦準備制度理事会(FRB)が利下げを進める見通しが低くなったため、投資家心理が急速に悪化した。過去10営業日での下落は、2014年以降の累積70%以上に達する。
投資家は今後の利下げ回数が来年の14回から12回に減少すると予測していることから、米経済の見通しに不透明感が強まっている。さらに、米長期金利も上昇を続けており、企業の収益にも悪影響を与えかねない状況だ。
大統領選挙が近づく中、次期政権がどのような経済政策を打ち出すかが注目される。特に税制改革や金利政策に関しては、多くの投資家が影響を受ける可能性がある。今後も市場の動向に十分な注意を払う必要がある。