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金正恩氏の統一放棄論、韓国を揺らす!文前政権側近が呼応 - 日本経済新聞

2024-09-25

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)総書記が提起した「統一放棄論」が、韓国の政治界に波紋を広げています。この論が浮上したのは、文在寅政権の元側近である秘書官が、19日に北朝鮮の主要メディアに対して発言したことがきっかけです。この発言により、韓国の政府方針が再び焦点となり、議論が火花を散らしています。

「統一、やめましょう」という言葉が示す通り、金正恩氏の姿勢の変化は韓国国内でも注視されています。特に、南北関係の深化を求めていた文在寅政権の方針との相違が明らかになり、韓国の政治は大きな転換点に差し掛かっているのかもしれません。

国際社会からは、北朝鮮のこのような動きに対する懸念の声が高まっています。専門家たちは、韓国政府の政策が北朝鮮に及ぼす影響や、対話の可能性について分析を行っています。金正恩氏が掲げる統一放棄論は、もはや単なる揺さぶりにとどまらず、北朝鮮の内部事情や国際情勢も反映していることが伺えます。

今後の動向に注目が集まる中、韓国国内ではこの発言を受けて議論が活発化しており、次期政権はどのような対応をするのかが問われています。この新たな局面で、韓国と北朝鮮の関係はどう変わるのか、引き続き注目されるでしょう。