
世界
金正恩氏、北朝鮮との対話に前向き発言—トランプ氏に「良い思い出」と言及
2025-09-21
著者: 雪
北朝鮮、高官の対話再開を示唆
北朝鮮の最高指導者、金正恩氏は22日、米国との関係改善を求める姿勢を表明しました。金氏は、最高人民会議(国会に相当)の会合で、米国が北朝鮮に非核化を要求するのみではなく、友好的な関係構築の必要性も指摘しました。
「非核化を押し付けない」—積極的な姿勢を示す金氏
金正恩氏は、「米国が非核化を押し付けることをした場合、われわれは友好関係を構築できない」と述べ、北朝鮮との平和的関係の積極的な構築を促しました。さらに、金氏は「米国が誠意を持って話し合いに臨む場合、真の平和共存が可能になる」とも語っています。
トランプ氏への期待—良好な関係の再構築について
金氏はトランプ前大統領との会談について「良い思い出がある。対話を行うなら、再び良い関係を築ける」とし、トランプ氏との再会談の可能性を示唆しています。この発言は、米国への強いメッセージとなるでしょう。
新たな軍事行動の可能性—北朝鮮の意向
今年の目標についても触れ、「秘密兵器を新たに保有した」と述べその詳細は不明ですが、10月10日には、北朝鮮の軍事パレードが行われる可能性が示唆されています。新たに保有した兵器の公開が期待される中、国際社会はその動向に注目しています。
韓国との関係は「敵国」との位置付けが焦点に
最高人民会議で、金正恩氏は韓国を「敵国」と位置付ける新たな法律改正についても触れ、関係改善の難しさが明らかとなっています。金氏は、「我々と韓国が平和条約を結ばない限り、互いに仲良くなるのは難しい」と強調しました。
今後の動向—米国とのさらなる話し合いに期待
日本としても、北朝鮮との関係がどのように進展するかは大きな関心事です。金氏発言に対する米国の反応や、日本の外交政策が今後どのように変わるのか注視されることでしょう。国際社会での位置付けが変わっていく中、北朝鮮の動向が一層重要な課題となります。