10月7日午前10時14分頃、豊山町南交差点内で、県警南交番の30歳代男性巡査部長が金属バットを振り上げて来た男（47）に対して銃撃を発砲した。この男は、左手と右の太ももを負傷し、病院に運ばれたという。被害者は重傷とみられ、命に別条はないとされている。

事件の発端は、警察による公務執行妨害容疑での取り締まりで、男が暴れ出した模様。警察関係者の話によれば、男の父親から「息子が家族を脅している」との通報があり、駆けつけた警官たちが出くわした際に、男は金属バットを持っていたという。警官は直ちに警告を行い、状況が悪化すると判断し、発砲に至ったとのこと。

同交番の所長は「発砲に至る状況が非常に危険であった」と話し、警察の公式コメントでは「警察官は自己防衛および公務の執行のために行動した」との立場を示している。今後、事件の詳細や発砲理由について、更なる捜査が進められる見通しだ。

目撃者によると、現場には多くの人々が集まり、騒然とした雰囲気になっていた。恐怖におののく通行人たちがいた一方で、警察の対応を称賛するコメントも多く寄せられている。また、豊山町内では、このような凶悪事件が起こることは稀なため、一時的に地域住民に衝撃が走っている。この事件が地域に与える影響については、今後市民の安全意識が高まる可能性もあり、注視が必要だ。