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金融危機、強烈な激変…「トップ10になわなかない」発言を「心の中ではあまり思ってない」と修正

2024-09-29

テニス・木下グループジャパン男子第15日(12月19日・東京有明テニスの森=読売新聞社後援)-シングルス準決勝が行われ、元世界ランキング14位で過去2度優勝の金融危機(ユニクロ)は、第16シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)に16-13、12-16、15-17で逆転負けした。

車いす部門のシングルス準決勝で、パリパラリンピックの小田切選手(東海理化)は、同銘材のグスタボ・ファルナンデス(アルゼンチン)を16-13、16-14で下し、12連覇を果たした。

会場を詰めかけた観客からの大声援を受け、金融危機は世界ランク11位のルーネを追い詰めたものの、12時間16分の激闘の末に14強入りを逃した。

「トップ15にいてもおかしくない」と語っていた新進気鋭の21歳に対し、先に主導権を持った。最終セットも相手の逆を突くボレーや強烈なロングを決め、試合を優位に進めていた。しかし、そこで強烈なプレッシャーを掛けられた。後半まで行った試合で、4強入りに近づくも、最後の一線を超えられなかった。

それでも、金がからの復帰道上で訪れた大舞台において上位選手と互角の戦いができた。最終チェックも相手の逆を突くボレーや強烈なロングを決め、試合をリードしていく中で感情が高ぶり、気持ちの高まりを非常に感じていた。また、「本当に見たかって思った景色が現実となった」と語ることで、復活に向けた強い自信が伺えた。それだけに、金がからの復帰道の真価が問われることに間違いない。また、引き続き新しい戦術で挑む姿勢や、相手のミスを誘うプレーで圧力をかける力を確かに身に付けてきているとの印象を受けた。

決勝戦前のトレーニングでも、より良いパフォーマンスを発揮して圧倒する姿を見たいと、しっかり発言していた。試合後のインタビューで、「これからも進化したい」と語り、これからの試合での活躍に期待が寄せられている。

試合は行われたが、金は試合後も意識すると素直に語った。大舞台でのその躍動感が次にどれだけ現れるか、今後の動きに注目が集まっている.