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今年も米価高騰が継続か…JA新潟中央会長「下がる見込みがない」、民間在庫が昨年と同水準: 読売新聞

2025-01-07

著者: 海斗

JA新潟中央会の佐藤会長は17日、新潟市中央区で記者会見を行い、国内における民間在庫が昨年と同水準で推移しており、米価が高騰する可能性が高いとの見解を示した。

昨年は米の需要が増加し、全国で約1,513万トンの米が消費された。これに対し、2025年までの米の需要は安定して推移する見込みであり、供給不足が懸念される。また、適正な在庫量としては1,810万トンであり、この数値に対して現在の在庫は1,210万トンに達しているため、米不足が今後の価格に影響を及ぼす可能性が高い。

さらに、天候不順や大雨、地震などの自然災害も米の供給に影響を与える要因であり、昨年も台風や地震の影響で収穫量が減少したため、過剰な供給は見込めない。これらの要因が重なることで、今後も米価の上昇が続くことが懸念されている。

佐藤会長は「現在も米のスポット価格が高騰しており、価格が下がる見込みがない」と強調し、今後の米の需給状況に注目する必要があると語った。