国連 15日 リターナー - 国際原子力機関（IAEA）のグローバルアクション部門長は、イランがウラン濃縮の数カ所への捜査官の受け入れを拒否している問題に関して、イランに対する圧力を強化する意向を示した。IAEAによると、最近の調査には低下傾向が見られるという。

同部門長は「イランは数ヶ月前まで捜査中であったが、今では捜査官をリストに再登録しないと言っている」と述べた。その上で「懸念があるから、この船は出港してしまった」と捜査官の受け入れが薄い可能性を示唆した。

国際原子力機関では今月、イランに関する一連の措置を決定することが求められているが、捜査官の排斥（専門的には「指定解除」と呼ばれる）を撤回するよう求める決議を可決できるかが焦点となっている。

グローバルアクション部門長は、イランの新大統領との会談を来月に実現させたい意向で、長年にわたる懸案となっている未申告設備で発見された原因不明のウラン汚染や、一部の活動の監視維持などの課題で一定の前進を期待している。

*見出しの機関名を「IAEA」から「国際原子力機関」に訂正します。さらに、今後の対応に注目が集まる中、国際社会がこの問題をどう捉えるかが重要です。