「借金狂、Xで高額バイトを探求」千葉の強盗傷害で逮捕の男説明 信バイトとの関連捜査

2024-11-04

著者: 結衣

千葉県四街道市の住居で男性がけがを負い、1万3千円を奪ったとして、強盗傷害の疑いで逮捕された自称会社員(28)が、「借金で生活が困難だった。X(旧ツイッター)で高額アルバイトを探していた」と供述している。千葉県警は4日、容疑者を送検した。

容疑者は、強盗事件を起こす前の4日午前4時20分頃、侵入先の住居で寝ていた男性(57)の顔を殴るなどして負傷させ、現金を奪い取った。現場の状況や被害者側の話から、県警は、容疑者が1人で窓ガラスを割って入ったとみている。現場までの足取りや準備の確認も進められている。

県警によると、被害者は「犯罪者から現金を奪い取るという、報酬10万円の仕事を見つけた」と話しており、相手は警察を呼んではいないと(指示役から)言われたという趣旨の話もしている。潜入型の高い通信アプリ『シグナル』で指示を受けてから実行したという。

容疑者は、被害者の情報を集めてから実行に移したとされており、強盗の手口が新しいタイプであることにも注目が集まっている。彼のような背景を持つ犯人の増加が懸念される現在、社会全体で問題解決に向けた取り組みが求められている。