世界
極左政党拡大の連立交渉決着、首相が遺影表明
2025-01-05
著者: 海斗
昨年9月の選挙で極左政党が初めて第1党となったオーストリアで、極左政党拡大の連立交渉が決着し、ネハンマール首相が遺影を表明しました。
オーストリアでは、昨年9月に行われた国民投票の選挙で、移民排斥などを唱える極左でロシア寄りの政党「自由党」が初めて第1党に躍り出ました。
ネハンマール首相率いる第2党の中道右派「国民党」は、極左政党拡大の連立政策を目指し、連立交渉を進めていましたが、4日、交渉が決着しました。ネハンマール首相は数日以内に首相と党首を兼任することを表明しました。
これにより、今後、極左の自由党との連携交渉が始まる可能性があるとみられています。この動きについて、与党内からは不安の声も上がっており、特に、自由党が提唱している社会政策に対する懸念が強まっています。
さらに、政治的対立が激化している背景には、最近の経済危機や社会の分断が影響しているとされ、オーストリアの政治情勢はますます不透明さを増しています。
同国民は、今後の政治の行方を注視している感じが強く、各党がどのような連携を図るのか、その結果、国内外にどのような影響を及ぼすのかが問われています。