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JDI、1500人の希望退職者を募集へ!業界の危機的状況に迫る
2025-05-15
著者: 健二
JDIが希望退職制度を発表
日本ディスプレイ(JDI)は、5月15日、事業コスト削減のために国内で1500人の希望退職者を募集することを発表しました。その数は、全従業員の57%に相当します。
厳しい経営環境
業界全体に影響を及ぼす厳しい経営環境が続く中、JDIは人件費の削減として、135億円の削減を見込んでいます。これに加え、海外企業の競争力が高まっていることも、状況を一層厳しくしています。
赤字の原因と今後の見通し
JDIは長年の赤字を抱える中、事業モデルの見直しや構造改革の必要性が浮上しています。2025年度末までの連結決算見通しは、売上減少により1540億円に留まる見込みです。
未来の展望と再建
同社は、新しい経営陣が選任されるなどの変革の兆しを見せています。新社長は6月1日付で就任予定で、新たな戦略を打ち出していく方針です。また、資金調達の面でも、主要な株主による支援が期待されています。
業界の競争と戦略
JDIは国内外の競争に直面しており、特に韓国の企業との競争が激化しています。新たな技術の導入や市場拡大に向けた戦略を迅速に進めていく必要があります。
結論と今後の課題
JDIの今後は、希望退職者の募集や経費削減対策に加え、持続可能な事業戦略を打ち立てることが成功のカギとなります。業界の厳しい状況を乗り越え、再び競争力を取り戻すための挑戦が続きます。