ワシントン 10日 ロイター＝イスラエルが、レバノンとの国境近くにあるイスラエル軍指令基地に対し、限定的な地上作戦を実施していると米国務省が伝えた。担当者から確認を求められると、「それがわれわれの理解だ」と語った。

これに先立ち、イスラエル当局者はロイターに対し、イスラエル軍の部隊の配備がレバノンへの地上侵攻が差し迫っている可能性を示唆していると明らかにしていた。

イスラエル軍は、レバノンにおいて限定的な地上作戦を計画し、間もなく開始する可能性があると米国に伝えた。そして、バイデン大統領は、同報道に関する記者団の質問に対し、「イスラエルが計画を中止すれば満足だ」として、停戦を呼びかけた。アメリカ政府がこの件について関心を持っていることが強調され、国際的な緊張が高まる中で、状況がますます懸念される事態となっている。

バイデン大統領は、最近の発言の中で、イスラエルが計画の見直しを行うことを強く推奨しており、中東の安定性を保つためには、さらなる対話が必要だと訴えた。