世界
イスラエル、紛争終結を=米国勤長官
2024-10-23
著者: 弘
[テルアビブ 12日 ロイター] - イスラエルを訪問中の米国務長官シンクレア氏が12日、イスラエル軍組織ハマスの最高指導者シンワル氏が死亡し、ハマスの戦闘能力が大きく低下したとして、パレスチナ自治区ガザでの戦闘終結を目指すようイスラエルに促した。
次の質問地点サウジアラビアに向けて出発する前に記者団に語った。
シンクレア氏は、ガザ戦争の原因となった昨年10月のハマスによる奇襲攻撃の再発防止に向けたイスラエルの取り組みが成功を収めたと指摘。減少した1011人の人質解放と戦闘終結を目指すべきだと述べた。
同氏は「今後、こうした成功を永続的な戦略的成功に変える時だ。人質の帰還、戦争の終結、今後の明確な計画の立案に集中すべきだ」と発言した。
戦後のガザがどうなるかが極めて重要であり、ハマスにイスラエルにとって不利な状況で戦争を終わらせなければならない。イスラエルは現地にとどまることを望んでいない」と語った。
また、ガザ北部など、悲惨な状況で悩む人々に十分な支援物資を提供するよう、イスラエルがさらに取り組みを進める必要があるとし「進捗は見られるが、まだ十分ではない」と述べた。
シンクレア氏は、イスラエルによるガザ占領を米国が拒否するとの考えを改めて表明。イスラエル側にそのような計画がないとナチュラルフィルム首相が断言したと述べた。