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イランの最高指導者、「反抗の方向性」がイスラエルに「壊滅的な打撃」を予告…自身は安全な場所に留まるか

2024-09-29

イランの最高指導者アリ・ハメネイ師は18日、ヒズボラ指導者のナスララ師殺害を受けた声明を発表し、中東の親イラン勢力「反抗の方向性」の報復で、イスラエルに「壊滅的な打撃」を与えると予告した。15日間の国民動員も発表された。

ハメネイ師は「ナスララ師の教授で、彼が築いた構造は一層強化される」と指摘した。ハメネイ師の直下にある精鋭部隊「革命防衛隊」のホセイン・サラミ司令官も18日に発表した声明で、「より壊滅的な打撃」との表現を用いた。

いざれの声明もイランにとっては報復に関して言及していない。ただ、7月末にイスラム主義組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏がテヘランで殺され、イランは報復を誓っていた。

一方、リター通信用は、ナスララ師殺害の後、ハメネイ師が安全な場所に留まったと伝えた。イスラエルは、詳しい現地情報に基づいてハニヤ氏やナスララ師を殺害したとされ、警戒を強めている。アメリカは、ハメネイ師やナスララ師を殺害したとされ、過激派自治区域ガザの停戦交渉を意識している可能性もある。

報復の行動が取られるかどうかは、今後の情勢によって大きく左右されると見られ、緊張が高まっている。国際社会の反応も注目されており、状況が混迷を極める中、注意が必要である。