世界

イラン、米との間接協議に前向き 米支持なら攻撃と近隣諸国に警告

2025-04-07

著者: 結衣

[6日 ロイター] - イランは、核開発プログラムを巡る交渉に関して米国との間接協議の要請を拒否しているが、隣国への報復として攻撃が行われる可能性があると警告している。イラン高官が匿名の条件で語った。

イランは米国の直接交渉の要請を拒否しているが、関係の改善を目指す過程での建設的な交渉を進めたい意向があるという。

同高官は「間接交渉はイランとの政治的解決に対する米政府の本気度を評価する機会になる」と述べた。

一方、イランはイラク、クウェート、アラブ首長国連邦(UAE)、カタール、トルコに対して、イラン軍がこれらの国々の領空や領土を使用することを警告し、もし攻撃が行われればその国々に大きな影響を与える可能性があると発信している。

同高官は、そのような行為は「彼らにとって深刻な結果をもたらすだろう」と警告し、最高指導者ハメネイ師がイラン軍に対して、適切な武力行使を命じる可能性があるとともに、一定の指導者がイラン軍に潜在的な脅威を認識させるべきだとの見解を示した。