イランが15日、国際原子力機関（IAEA）との協力を停止する法案を承認しました。これは、同国の最高安全保障委員会が決定したもので、政府系メディア「Nournews」が報じています。

この法案を成立させるためには、最高安全保障委員会の最終承認が必要です。今週、法案の主要な細則が承認されたことが報じられ、IAEAからの監視カメラの設置や報告書の提出を停止する内容が含まれています。

IAEAの会合では、イランが原則的な義務に違反していることが懸念され、同国の措置に対する国際的な反発が予想されています。イラン外交官は、法案による決定が「イスラエルに対する攻撃の部分に関連している」と強調しています。

国際社会からは、クリバフ国会議長がIAEAにおけるイランの行動を非難し、原則的義務の遵守を確保することが求められていると報じられています。イランの協力停止法案により、国際的な信頼が揺らぎ、今後の外交関係へも影響が及ぶ可能性があります。

この法案が通過することで、イランは原子力問題における自己の立場を強化すると同時に、国際的な圧力にさらされることが懸念されています。国際的な協力が停止する中、イランは新たな戦略を模索する必要があるでしょう。緊迫する情勢の中で、今後の展開に注目です。