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イオン、クリフオールニア産と国産のブレンド米販売へ…「価格高すぎる」と消費者の声続出 : 読売新聞

2025-04-02

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米価の高騰を受け、イオンは12日、米国産と国産のブレンド米を販売することを発表した。11日頃から店頭に並ぶ予定で、国産米より1割ほど安い、140円で販売する。

商品名は「二俣(にすい)の扇(おおぎ)」。米国クリフオールニア産米を8割、国産米を2割の割合でブレンドした。米の特性も国産米と同じ短粒種のジャポニカ米を使用。通常の国産米と同じように見合えば良く、「米国産の軽やかさと国産のふっくら感を両立した」と担当者は語る。

イオンやダイエー、まいばすけっとなど約2100店舗での販売を予定している。

農林水産省が発表した先月11日〜12日の米の平均販売価格は5キロで1419円と前年度同期の2倍を超える。消費者から「価格が高すぎる」といった声がイオンにも寄せられ、ブレンド米の販売が決定された背景にはこうした需要がある。昨今の米価高騰問題により、入手困難な国産米を求める声も多い中、このブレンド米が販売開始されることで消費者の反応が注目される。

また、シンプルなパッケージデザインも話題を呼んでおり、若い世代の購買意欲を掻き立てることが期待されている。各店舗では、イオンによる特別キャンペーンも実施予定で、定期的にプロモーションを行うことも視野に入れているとのことだ.