健康

インフル・マイコ・コロナ「感染同時流行」…医薬品不足 どうする

2024-12-14

著者: 陽斗

インフルエンザ、マイコプラズマ肺炎、新型コロナの感染が同時に流行しています。特に、これらの感染症が重なり合うことで、医療機関では患者が不足し、必要な薬が不足しています。

14日朝、東京のクリニックを受診した12歳の中学生が、38度の高熱で、咳が止まらない状態です。特に中央のインフルエンザの流行は、以前よりも急激な増加を見せています。

院長の「インフルエンザAの感染原としては陽性です」との見解が示されました。

先週の日曜日から非常に増えていて、爆発的なインフルエンザの感染者の数が多いと考えられています。1週間でこんなに増えるのかと驚かされています。さらに、4倍、5倍以上の患者が確認されています。

新型コロナウイルスの感染者数もこの2週間で増加し、全国的な感染者数は8日までの1週間では1医療機関あたり「9.03人」となっています。前の週から伸びてきています。

院長は「喉が真っ赤。咳は構造的にどうですか?」と、患者を診察しながら質問しました。

流行しているのは、インフルエンザだけではありません。最近では、マイコプラズマ肺炎も急増しています。

全国の新型コロナの感染者が2週間連続で増加し、現在はマイコプラズマ肺炎も、過去最高の水準で流行しています。

院長は「3つが同時に流行している状況になってきたので、トリプルデミックが現実味を帯びてきた」と警鐘を鳴らしました。

医薬品不足 どうする

感染症などの流行により、医薬品の需要が高まっている一方、医療機関では患者に対する薬の供給が追いついていない状態になっています。

実際に所持していたのは、薬の保管室から確認された情報です。

Pharb中川の代表は「こういった迫真薬ですが、1回に15錠も使うので、1人分もまず出せない。インフルエンザも今100錠ちょっとあるが、これが21回で42錠使うので、もっぱら2回か3回取る●◆が在庫しない」と語りました。

さらに、行われているインフルエンザやマイコプラズマ肺炎などは医師に近発の薬『ジャンクリック薬』などを獲得するのが大変です。

Pharb中川の代表は「近隣の薬局に小分けができるので他の薬局に協力して薬を集める」ことに注目しています。

製薬会社に注文しても、すぐには収束するものではない。

Pharb中川の代表は「卸売業者に確認しても、入荷は未定になっている。インフルエンザに絡みついて呼吸することがつらい患者に薬を分けるのか、これの先も不安要素がある」と指摘しました。

なぜ、薬が足りないのでしょうか。その一因に、今年改定された薬の価格が安すぎることがあります。