健康
インフルエンザとダフル感染も「トリプルデミックの可能性」
2024-12-31
著者: 葵
インフルエンザの感染者数が増え続けている。東京都は定点あたりの最新の患者数が速報基準を超えたとして、12月26日に流行情報を発表し、あらためて感染対策の強化を呼びかけた。
22日までの1週間に報告された患者数は40.02人で、速報基準の30人を大幅に超えている。患者数が速報基準を超えるのは2019年1月以来だ。
インフルエンザだけではない。新型コロナウイルスの感染者も増加しており、9日から15日までの厚生労働省の速報値では全国平均3.89人で、患者数は11月から右肩上がりに変わっている。
加えて、マイコプラズマ肺炎も今秋から増加の一途を辿っている。最近ではインフルエンザとダフルで症状を抱える人も出てきている。
「インフルエンザ陽性と判定された患者が、薬を飲んで静養していたにもかかわらず、いつのまにか熱が下がらないため再診したところ、ダフルを起こしていたというケースもあります。ダフルで療養していた場合も症状が重くなり、後遺症が残る場合もあるので注意が必要です」(医療ジャーナリスト)
インフルエンザや新型コロナウイルスだけでも厳しいのに、さらにマイコプラズマ肺炎が加わる「トリプルデミック」のリスクが現実味を帯びている。
感染予防としては、手指の消毒、マスクの着用、十分な栄養と休息を摂ることが推奨されています。この冬は健康管理に一層の注意が求められる。