健康
インフルエンザの定点報告数2024年最終週から大幅減:日経メディカル
2025-01-17
著者: 蓮
厚生労働省は2025年1月17日、インフルエンザおよび新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の発生状況を発表した。2025年第2週(1月8日~12日)の定点当たり報告数はそれぞれ35.02人と7.08人だった(図1)。インフルエンザは、現行の調査が始まった1999年以降、最多となった2024年第52週(12月23~29日)から大幅に減少した。一方、COVID-19は同週の7.01と同水準であった。
さらに、専門家によれば、インフルエンザウイルスの変異株の状況や、ワクチンの接種状況が影響している可能性がある。特に、昨年末から続いていた流行がようやく収束に向かいつつあるが、今後も新たな変異株が出現する可能性があるため、引き続き注意が必要であるとも言われている。
また、全国的なインフルエンザの観測用人口は増加傾向にあり、特に幼児や高齢者において重症化するリスクが高い。専門家は、毎年の予防接種と個人の衛生管理が重要であると訴えている。今後の健康状態のモニタリングを継続しながら、対策を強化していく必要性が高まっている。