健康

インフルエンザ「流行警報」6週連続で継続中!年末年始の子ども感染急増の兆しは#8000『長崎』(2024年12月26日掲載)

2024-12-26

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インフルエンザの流行状況

インフルエンザが全国で猛威を振るっており、感染者数は6週連続で増加しています。県は26日、「流行警報」を発表しました。

感染者数の急増

長崎市の小児科では年末年始にかけて、子どもたちがインフルエンザに感染するケースが急増すると予想されており、適切な対応や対策が求められています。これまでのデータでは最近1.5倍に増加しており、100人から150人の単位で来院者が増えています。

陽性反応の割合

26日までの4日間で、インフルエンザの検査を受けた70人のうち、7割にあたる50人が「陽性」となりました。長崎市の小児科医は「あれだけ増えている。風邪も増えているが、検査した時にインフルエンザがどんどん増えていった」と警告しています。

今後の流行予測

「典型的な流行の波をたどり、12月から増えてきても、しかも一段階湿度が増えているので、1月中盤あたりからピークになるのではと考えています」と指摘しています。県の感染症対策課によると、22日までの1週間で県内570の定点医療機関で確認されたインフルエンザの感染者数は、前週から1700人以上増加し2937人に達しました。

医療機関の対応

医療機関の医療関係者も41.96人と、6週連続で増加し、報告された「30人」のことから、県は26日、県全域でインフルエンザ流行警報を発表しました。地域ごとも長崎市、県北、県央で50人を超えるなど5地域、上5地域、対馬を除く全域で「警報レベル」を超えています。

新型コロナウイルスの影響

さらに、新型コロナウイルスも定点あたり4.64人と、7週連続で増加しています。「やはりクリニックでは、インフルエンザのワクチン接種の予約も増えているそうで、今後もこの傾向は続くでしょう」とされています。

感染予防の重要性

「1日大体33人、40人くらいが出ている。動き回って打つほうが流行っているので多いかなと」と話す長崎市の医師は、感染後の合併症のリスクを減らすためにもワクチン接種が重要であると強調しています。

年末年始の対応

年末年始の旅行などで子どもたちに発熱などの症状が見られる際は、適切な受診方法や受診先の医療機関などの対策が求められます。また、インフルエンザに関連する質問や懸念事項があれば、医療機関に連絡することが大切です。

手洗いやマスクの推奨

冬季はインフルエンザの流行が予想されるため、手洗いや適切なマスクの使用を呼びかけています。体調が悪く、発熱が続く場合はただちに医療機関を受診することが重要です。