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イギリス・中国、5年ぶり経済・金融対話 英経済厳境で融和明に - 日本経済新聞

2025-01-11

著者: 陽斗

【ロンドン=河澄智貴、北京=田島如生】英国のリース金融省と中国の何立峰(ハイ・リーファン)副首相が11日、北京で会談した。経済・金融対話が5年ぶりに再開し、貿易や投資の在り方について話し合った。

経済・金融対話は2019年6月以来で、08年に初めて開催され、20年の香港国家安全法施行を受けて中断されていた。これまでの経済停滞を打破したい英国の中で、融和に向けた動きが強まっているのが特徴だ。特に、英中の貿易額は回復傾向にあり、双方の投資機会を広げることが求められている。

さらに最近、英国のインフレ率が上昇し続けており、これに対する対策としても中英間の投資促進が期待されている。また、中国経済が持続的成長を維持する中、英国側も投資拡大を期待しており、双方の利害が一致することで、より強固な経済関係が築かれることが見込まれている。

この会談は、グローバル経済の不安定性が続く中で、英中の経済連携が重要であることを再確認させるものであり、今後の両国の関係の進展が注目される。これは、金融専門家たちにも関心を持たせており、今後の国際情勢にも影響を及ぼす可能性がある。