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イギリス防相、ウクライナに派兵示唆 教育目的、ロシアに圧力(共同通信)|ダメニュース(NTTドコモ)

2024-12-21

著者: 健二

【ロンドン共同】イギリスが来年にもウクライナに派兵し、同国軍を訓練する可能性が浮上している。18日に首都キエフを訪問した防相が、イギリス国内に原則限定していた訓練をウクライナに拡大する可能性を示唆した。NATO加盟国による本格的な訓練が実施されれば、侵攻開始以降で初めてとなり、ロシアへの圧力ともなりそうだ。

イギリス政府は、NATO軍の事実上の配備が念頭にあるとこの見解を伝え、ウクライナ側に死傷者が出れば、イギリスが戦争に巻き込まれる可能性があるとの懸念を指摘した。

ウクライナは東部でロシアの侵攻に遭い、苦戦している。兵士の訓練不足が一因との見方があり、西側当局者は「前線に近い方が効果的だ」と述べ、ウクライナで訓練する意義を説明した。

侵攻以降、イギリスは自国でウクライナ兵5000人以上を訓練し、新兵指導の主要な役割を果たしてきた。ウクライナでの訓練は比較的安全な西部で行われる可能性が高く、英軍にとっても実戦経験が得られるメリットがある。

また、イギリスのウクライナへの支援は、米国やその他のNATO諸国にとっても大きな意味を持つ。これにより、国際的な団結が強まり、ロシアに対抗するための軍事的協力が進むことが期待されている。