テクノロジー
イーロン・マスク、ソフトバンクGの巨大AI投資に疑念 トランプ氏と共鳴 - 日本経済新聞
2025-01-22
著者: 桜
【シリコンバレー=道端直樹】米著名企業家のイーロン・マスク氏は21日、ソフトバンクグループ(SBG)が発表した人工知能(AI)への過去最大5000億ドル(約78兆円)の巨大投資に懸念を示した。資金面で計画通りにいくのか疑念を投げかけた。トランプ元米大統領との意見が一致した。
マスク氏は、AI技術の急速な進化が未来に与える影響について深刻な懸念を抱いていることを明言。特に、AIが悪用されるリスクや社会への悪影響について警告を発し、その成長のスピードに対する規制の必要性を強調した。
SBGの孫正義会長は、AIを通じて新たな革新をもたらすと信じているが、マスク氏はこの楽観的な見方に対して懐疑的だ。また、最近のAI技術の発展が、経済や雇用にどのような影響を与えるのかについても疑問を呈した。
彼の意見は、AIに対する規制と倫理的な使用についての広範な議論を呼び起こす可能性があり、テクノロジー業界や投資家たちにも波紋を広げることが予想される。マスク氏自身も、数々のテクノロジー企業を経営し、新たな事業を推進している中で、今後のAI市場における競争がどのように展開されるのか注目されている。
果たして、彼の警告は警鐘となるのか、それとも新たなビジネスチャンスを引き出すものとなるのか、今後の動向に注目が集まっている。