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フジHD、ダルトンの株主提案変更を受け入れず 取締役の立場揺らぎ
2025-05-21
著者: 結衣
フジ・メディア・ホールディングスが新たな局面へ
フジ・メディア・ホールディングス(HD)が、ダルトン関連企業からの株主提案の変更を受け入れない旨を発表しました。投資会社が持つ6%の株式を背景に、取締役会における取締役候補の変更を求める声が高まっています。
取締役候補の選定に関する闘争
ダルトンの側は、取締役候補を「監査等委員」と位置づける意向を示しており、会社側はこれを新たな提案として受け止めています。新たな株主提案に対して、どこまで応じるべきかの判断が難しくなっている状況です。
今後の動きと株主総会の開催日
フジHDは、定時株主総会を6月25日に予定しており、そこで株主提案の期限は4月30日と定められています。この会議において、ダルトンが提案した新たな取締役候補がどうなるかが注目されています。
コンプライアンス強化への要望
人権問題に対する意識が高まりつつある中、フジHDは取締役会の透明性を確保するため、監査役の選任に関する方針を見直す必要性が求められています。5月に入ってからも「3名を監査役にしたい」という要望が寄せられていた中、フジHDはその考えを重視する必要があります。
ダルトンとの戦略的対話の進展はあるか?
フジHDは、今後もダルトンと戦略的な対話を続ける意向を示しています。会社法に基づく取締役候補の選任や監査役の選任について、ダルトンとの交渉が今後どのように進展するのかが大きな注目点となるでしょう。