世界

フィンランド大統領、ハンガリーとスロバキアがロシア産の石油とガスを購入することに対する名指し批判

2025-09-11

著者: 結衣

フィンランド大統領の鋭い指摘

フィンランドの大統領スタインマルク氏は、11日に行われた記者会見で、ハンガリーとスロバキアがロシアから石油とガスを輸入し続けることに関して強い批判を表明しました。彼は、欧州連合(EU)加盟国において、この行動が持つ重大な影響について語り、特にこの2国の姿勢が他のEU加盟国にとって非常に厄介であると指摘しました。

ウクライナ支援の必要性

スタインマルク氏は、ロシアの侵攻に直面するウクライナを支援するためには、すべてのEU加盟国が一致団結する必要があると強調しました。「危機を徹底して乗り越えるためには、ロシアの石油とガスの依存を減らすことが急務です。この点について議論を続ける必要があります。」と述べました。

同盟の強化へ向けた動き

彼の発言はNATO(北大西洋条約機構)の強化にもつながるとの見解です。スタインマルク氏は、「協力を深め、EU内での結束を高めることが、私たちの安全保障を損なう要因を排除するために必要です。」とも述べています。

ハンガリーとスロバキアの対応

ハンガリーとスロバキアの両国は、エネルギー供給の確保を理由にロシアからの輸入を維持していますが、これがEU全体の結束を脅かす要因になりかねないとスタインマルク氏は懸念しています。「私たちが直面している危機に対処するためには、もっと強硬な措置を講じる必要がある」と強調しました。

EUとしての一体感の重要性

フィンランドの大統領は、特に難局を乗り越えるためにはEUとしての一体感が不可欠であると訴えました。「ロシアの侵略に立ち向かうには、私たちが力を合わせることが必要です。この挑戦を受け入れ、強い立場を維持し続けましょう。」と締めくくりました。