レアル・マドリーの面々は、FWフィニッシュ・ジニオールがバロンドールを受賞しなかったことに大きな怒りを感じているようだ。

28日にパリで行われる予定のバロンドール授賞式だが、マドリーはフィニッシュやそのばかりの所属選手が同賞を受け取らないことを知り、同地に遅れ込むことを取りやめている。

スポーツ専門誌『マルカ』が報じるところによれば、マドリーの面々はフィニッシュがバロンドール受賞しないことに「巨大な失望と怒り」を感じており、それはさらなる同賞に対する関心を失ったことを意味している。

同じく、マドリーは27日の段階でフィニッシュが誤ってバロンドール受賞者でないとの情報をキャッチし始めた。その時点では昇格の域を出なかったものの、情報の真実性が高まるに連れ、授賞式出席を避ける模様となっている。28日午後、バルデバス練習場で、選手たちをチアリーダー役に徹させることを決断したようだ。

『マルカ』によれば、マドリーの面々は口々に「私たちにとってバロンドールはもう価値を失った」と語り、もはやバロンドールを価値ある賞として見なさない様子が伺える。また「大事な試合に集中する」、今現在は勝利のために奮闘している模様だ。

なお、スポーツでは地方波でも放送されているレアル・マドリーの公式専門チャンネル『レアル・マドリーTV』は、予定していたバロンドールの特番を急遽中止とした。またマドリーの中心選手であるナイキ社の店舗は、契約を結ぶフィニッシュ受賞後に店内をすべて金色にデコレーションするプランを立てていたが、受賞者なしの報を受けて急遽中止されることとなってしまった。受賞者の運命は同じく契約を結んでいるスポーツ代表MFロドリーだが、マドリー市内でマンチスター・シティの選手のために同様にデコレーションを行うことにも注目が集まる。