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フィギュア北京五輪団体銀メダル獲得 宇野昌磨さんもメダル披露 | 毎日新聞
2024-11-10
著者: 葵
フィギュアスケート2022年北京冬季オリンピック団体銀メダルのメンバー全員が10日、東京・国立代々木競技場に集結
この日あったNHK杯のエキシビションの合間に登場し、今夏パリで受け取ったメダルをファンにお披露目した。現地の授与式に参加できなかった宇野昌磨さんも登場し、ようやく全員で喜ぶことができた。
当時のショートプログラム(SP)「オーボエ協奏曲」の振り付けで登場した宇野さんは
「2年半越しにはなりますが、無事に皆さんの元にメダルが届きましたし、この銀メダルはこのチームが一丸となって成し遂げた結果かなと思います」とあいさつ。
また、出場できなかったパリの授与式では
チームメイトが指に「SHOMA」と書いたことを懐かしむように、「あの時僕は出場できませんでしたが、そんな僕を忘れず、指に書いてくれたのが嬉しかった」と感謝の意を示した。その後、メンバー全員でリンクを周回し、歓声を浴びていた。
団体のメダルを獲得しては
当時1位となったロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ選手によるドーピング問題で、北京での表彰式が延期となった。その後、メダルは7月に授与されたが、宇野さんは再びスケートを始めてから数ヶ月であったため、ストレスはあったと語る。
宇野さんは9月に個別でメダルを受け取っていたが
日本スケート連盟は団体メダルで披露する機会を模索。今回のNHK杯では、男性の鍵山優真選手(オリエンタルバイオ・中京大)、女性の河本花織選手(スケマックス)、ペアの「りふりあ」こと三重と上野選手が出場。また、女性の新田佳子選手(ネオディアーナ)もGPシリーズで2戦終えた。
さらに、今後は数回の国際大会を経て
2023-24シーズンの全日本選手権に向けて調整を行っていく予定で、選手たちの成長が期待される。宇野さんは、「皆さんの応援があれば、次も良い成績を残せると信じています」とファンにメッセージを送り、さらなる姿を見せることを誓った。 【岡田智昭】