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ファミリーマート、「オートイン廃止」報道 電源はどうなる? 全店が対象? 同社に聞いた

2024-10-02

ファミリーマートは10月2日、全国の店舗でオートインを廃止すると発表した。一部メディアは「オートイン終了」と報じており、SNSでは電源などが利用できなくなるといった懸念の声も多い。しかしITmedia NEWSが同社に聞いたところ、「終了とはどこにも書いていない」と言い、少なくとも全ての店舗で即座に状況が変わるわけではないとのことだ。

同社によれば、オートインが存在する7000店舗のうち、コロナ禍の影響などでオートインが形骸化している2000店舗で、年内をめどにスポーツ用品や衣料品などの生活必需品の販売スペースに転換するという。空いたスペースは衣料品や日用品の販売に使われるようになるだろう。

また、いわゆる「子ども食堂」のように運営されている店舗もあり、こちらは今後も残る方向とのこと。オートインを廃止する店舗での電源(コンセント)の提供については「代替として電源だけを提供することは考えていない」とのこと。これは同社が新たなサービスを模索していることを示唆している。

ファミリーマートは、今後の事業戦略についても重要視しており、店舗の効率を高めるためにも、より柔軟な運営体制を取る方向で進めている。