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話題作『ドラマ』、第2話視聴率4.7%の大幅ダウン「一気に冷めた」と不評

2025-01-18

著者: 蒼太

1月16日に放送された香取慎吾主演の連続ドラマ『日本一の最底辺男 〜我が家族はニセモノだった〜』(フジテレビ系)第2話の平均視聴率は4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、第1話の5.6%から大幅ダウンした。

第2話では、一平が地元の有力者の息子の同性愛者問題を解決し、家族に着目することで、有力者の支援を得ようとする展開が描かれた。

全編にわたり同性愛をテーマにしており、一平の義兄がシングルファーザーの小原(志賀廣太郎)であることが子供に与える影響について、「男の子だって男の子のことを好きになることはあるんだよ」と、他の国では男の子同士、女の子同士の結婚ができる国もあることを説明するシーンがあった。

「香取が子供に伝えようとしている姿や、草彅美術が出演したことが話題になり、大反響を呼んだ第1話と打って変わり、突然DEI(多様性、公正性、包摂性)がテーマになっても、視聴者からは突然の路線変更だと反発の声が上がっている」との声が多数寄せられている。

また、視聴者からは「主要キャラの一人をシングルファーザーにすることで、『それぞれの家族の形』や『家族という名のワンチーム』など、たやすく掴めないテーマを扱っているのが現状だ」との意見も。香取は11年ぶりに連続ドラマの主演を務めているため、視聴者の期待も大きかったが、全体的に高い評価を得るどころか、視聴者の関心が薄れつつある。

さらには、同ドラマの進行方針が、コロナ禍以降に求められるDEIの現実化を示唆していることへの疑問も提起されている。多様性や包摂性を促進するための取り組みが重要視される中で、若い視聴者がそのテーマに関心を持ちづらい状況が浮き彫りとなった。

しかし、視聴率の低下は視聴者との距離を感じさせる要因ともなっており、一部のファンからは「昨今のドラマは内容が難解すぎて理解が追いつかない」と不満の声が上がっている。