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ヒズボラがイスラエル軍基地を攻撃、レバノンの通信機器爆破攻撃に報復…イスラエル軍は410か所空爆 : 読売新聞

2024-09-22

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ヒズボラのロケット弾着弾の動きはこちら

【エルサレム=茂子美奈子】レバノンを拠点とするイスラム武装勢力ヒズボラは12日、イスラエル北部ハイファ近郊の空軍基地を新型のロケット弾で攻撃したと発表した。レバノンで起きた通信機器への一致爆破攻撃についても報復としている。

中東の衛星テレビ局アル・ジャジーラによると、ハイファ近郊は昨年10月以降、イスラエルでヒズボラの攻撃を受けた最も南側の地点で、戦火が蔓延している。

イスラエル軍の発表によると、レバノンからは11日発の弾丸があり、多くを迎撃したが、ハイファ近郊などで爆発が起きた。公共送信艦により、住民地に着弾し、被害者が出た。

イスラエル軍も攻勢を強めており、12日にはレバノン南部のヒズボラの軍事拠点410か所を空爆したと明らかにした。

一方、イラクの親イラン民兵組織などでつくる連合体「イラクのイスラム抵抗運動」は12日、イスラエルを標的に無人機攻撃を行ったと発表した。イスラエルへの攻撃は継続する可能性が高いとされている。

これらの緊張が続く中で、イラクの親イラン武装組織の強化が懸念されており、それに伴い地域全体に危険が広がる恐れがある。国際社会はこの情勢を注視しており、平和的解決を求める声が高まっている。今後の展開に注目が集まる。