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「何か得たもの、あったのかな」 勝見奈美はミズノで悔し涙の優勝争い

2024-09-30

◇ミズ国女子◇ウィルマートニューカイザー選手権最終日(29日)◇ピナクルCC(アーカンソー州)◇6448yd(パー71)

「いつも通りではない。やっぱり気合は十分入っていた」。国内ツアーで通算6勝を誇る勝見奈美。しかし、ミズノのそれはまったくもって違った。すべてが思う通りにいかない。

最終日、彼女は3打差から出た。流れが変わったタイミングは2度あった。優勝を意識する中、気持ちを落ち着けてくれたのが5番のダブルボギー。バンカーからの2打目がグリーンに乗らず、アプローチが2度続き、キャリーでショートした。これを逆に良かった。「行くのが逆にあって良かった。いったん落ち着けて、そこからまた気持ちを切り替えていった」と振り返る。

後半は連続バーディーで猛攻。しかし、14番では流れが止まり、ラフから打った3打目が木に当たるなど、トラブルが続く。トリプルボギーとはいかなかったものの、集中力が半分以下になった。「あそこからおかしくなった。一打に集中できなくて、集中力が半分以下になってしまって」と苦悩をのぞかせた。

最終的に優勝を逃したが、次戦「ピュイッシーLPGA上高地」(10月8日~13日)では選手としてのプライドを持って挑みたいと熱い思いを語る。「今回悔しいですが、次は喜べるように」と自分を奮い立たせ、いつも通りの笑顔を見せた。

勝見奈美選手は、次戦に向けてさらなるトレーニングを行う計画を立てており、特にパッティング練習を強化すると明言しています。彼女はまた、同大会での成績が彼女の将来にどう影響するかに注目しており、LPGAツアーでのさらなる成功を目指しています。彼女の成長を促すためにメンタルトレーナーと連携していることも明かしました。また、次回の大会には新しいクラブセットを投入する予定で、準備に余念がない様子です。