【ワシントン＝飛田後太郎】米民主党のハリス副大統領は21日、米CNNテレビが主催する10月23日の大統領選の討論会に出席する意向を示したものの、トランプ前大統領は「遅すぎる」と出席を拒否した。

ハリス氏の地域での初の討論会は9月10日に米ABCテレビが主催し実施された。ハリス副大統領は声明で「米国民はもう一度、討論する機会を持つ権利がある」と述べた。

6月にはバイデン大統領とトランプ氏が参加したCNN主催の討論会と同じルールで行うことがほぼ決まり、「この討論会にトランプ氏が同意するには何の問題もないはずだ」と語った。

トランプ氏は南部ノースカロライナ州での集会で、一部の州では期日前投票が始まっていることなどを理由に、断固とした考えを示した。

副大統領候補のフォルス氏（民主党）とバンス氏（共和党）のテレビ討論会は10月1日に開催される。詳しい情報は今後発表される予定だ。