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韓国、株式市場の課税制度改正を撤回 - 李氏、初の大きな方向転換
2025-09-15
著者: 葵
韓国政府、株式取引税改正を撤回
韓国政府は、株式取引税の課税基準を引き下げる計画を撤回した。この決定は、6月に就任した李在明大統領が行った最初の重要な方針転換となる。
株式市場への影響と相場の反応
この計画には、多くの個人投資家が不満を持っていた。政府は、課税対象となる株式保有額の基準を10億ウォン(約1億6000万円)と設定し、過去の50億ウォンを下回ると発表していた。しかし、株式市場の活性化が求められる中で、8月には売買を促進し、時価総額が著しく減少している状況にあった。
KOSPI指数の動向と市場予測
韓国総合株価指数(KOSPI)は、先週15日に取り引きが行われ一時0.7%上昇し、過去の最高値を更新した。方針転換に対する期待が市場を後押ししている。企業改革の進展や世界的な人材知識(AI)を背景に、KOSPIは年初来で7%上昇していることも注目されている。
政府の戦略と投資家の心理
株式取引税改正に関する計画を見直すとともに、政府関係者は米国の関税引き上げに対応する経済的圧力を緩和する戦略を強調している。さらに、異なる年齢層への投資保護策を打ち出し、これまでの投資家心理の冷え込みを打破する必要があると指摘している。