スポーツ
【ハイチスル 吉田義人】早大VS帝京大の決勝は1~2点を争う展開に 互いに精度の高いGKも重要な要素
2025-01-02
著者: 葵
13日の決勝は1点、2点を争うゲームになるだろう。早大は完成度が高く、今季好調な流れが続いている。一方、帝京大も前半は早大の速いテンポについていけず、4トライを奪われてしまった。
弱点は自陣ゴール前に攻め込まれた時だ。チームとしての守り、個々のタックルは高いレベルにあるが、相手がパワーで突き進もうとすると、体重が比較的軽いために食い止められずにいる。帝京大はFW自慢の明大にも動けず、体の強さを全面的に発揮した。体の当たりで勝っていたスコアに繋げた。
決勝もそこで勝ち負けしたいだろう。早大としては、1年生SOのロンキックを有効に使って、敵陣でゲームを進めたい。帝京大は逆に、早大フォワード前でのチャンスを何度つかめるか。勝つか負けるかの一発勝負は、そのあたりの攻防に高いゴールキックも重要な要素を占める。 (原日本代表WTB 7人制チーム「サムライレイブル」代表、日本スポーツ教育アカデミー理事長、明大OB)