海上自衛隊の横須賀基地に初寄港したイタリアのNEW艦艇、内部に潜入した!

2025-04-03

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2025年3月27日、イタリア海軍の艦艇「アントニオ・マルチェリーナ」が神奈川県にある海上自衛隊の横須賀基地に初寄港しました。

この「アントニオ・マルチェリーナ」は、イタリア海軍の主力水上戦闘艦である、カッロ・ファレルガミ二級フリゲートの8番艦です。全長142m、全幅19.4m、満載排水量は5950トンで、日本のもがみ型護衛艦よりもひと回り大きなサイズです。

武装は、前部に127mm単装砲、後部に76mm砲を装備しており、艦対空ミサイルの「スター15/30」を発射するための垂直発射装置(VLS)を16セル備えています。また、艦橋中央部には艦対艦ミサイル「テレオ」の発射システムが搭載されていることも特徴です。

この部署は、インド太平洋地域への長期展開を目指し、「プロジェクトシェア」を実施するため、1月20日にイタリアの母港ラ・スペッツィアを出港しました。インド太平洋地域に展開した後は、各国との共同訓練や寄港などを通じ、その地域でのイタリア海軍のプレゼンスを示すことになります。

特に注目すべきは、2024年に日本に初寄港する予定の空母「カフール」の存在です。日本との連携強化が進む中、今後の海洋安全保障の重要性が増していることが伺えます。また、今回の「アントニオ・マルチェリーナ」の寄港は、その流れの一部であると言えます。

報道によると、寄港当日は涼しい風が吹く中、多くの見学者が横須賀基地に集まり、艦艇の内部を見学する機会を持ちました。訪れた人々は、艦船が持つ最新の技術や装備を間近に見られることを喜んでいる様子でした。

この寄港を通じて、日本とイタリアの海軍の協力関係がさらに強化されることが期待されています。今後、両国の共同訓練における新たな相乗効果が生まれることが期待され、この展開が安全保障や災害救助の面でどのように活かされるのか注目が集まります。

近年、イタリア海軍はインド太平洋地域における関与を強化するための動きを見せており、今回の寄港はその一環として位置付けられています。今後も国際的な海洋安全保障において、日伊の連携が求められるでしょう。