
世界
ハーバード大学、金融市場で7.5兆ドル借り入れへ - 支援金受給危うい状況
2025-04-08
著者: 花
米ハーバード大学は、金融市場で7兆4500億ドル(約114兆円)を借り入れる計画だと発表しました。トランプ政権下で連邦政府の支援金が得られない可能性が高まっています。
同大学の広報担当者は、財政問題に関する質問に対し、7日付の文書で回答を寄せ、「さしあたりな財務状況に備えた緊急計画の一環として、ハーバードは学術・研究の優先事項推進に必要なリソースを調査している」と指摘しました。
債券関連文書によると、今回発行する債券は税務対象となり、収益は一般的な運営目的に使われる予定です。ゴールドマン・サックス・グループが単独のブックランナーを務めます。
トランプ大統領は、キャンパス内で反ユダヤ主義が疑われる事例への対応に不満があったとして、各大学の監視を強化しました。数十兆ドルに上る支援金の配分を担う可能性を示唆されており、全米の大学はそれに備える必要があります。
米政府のコロナ対策により、ハーバード大学は連邦からの資金援助を受けていない限界がある中、支援金と合意で最大90兆ドル規模の支援が得られない恐れがあります。
関連事項:ハーバード大学、87兆ドル支援金受給危うい状況 - 米政府が緊縮へ入る可能性。